2026.07.22

第8回日本在宅医療連合学会大会 in 札幌に参加してきました!

皆さん、こんにちは。院長の袖山です。
2026年7月4日〜5日の2日間、札幌コンベンションセンターをメイン会場に開催された「第8回日本在宅医療連合学会大会」に参加してまいりました。
本学会は、在宅医療の分野において最も大きく、中心的な役割を果たしている学会です。
しかも今回の開催地は札幌ということで、「これは参加しない手はない!」と意気込んで行ってまいりました。

全国から4,000人以上が集結!熱気に包まれた学会会場

会場には、医師や歯科医師、薬剤師、看護師はもちろんのこと、理学療法士・作業療法士、言語聴覚士、ケアマネジャー、介護福祉士、ソーシャルワーカー、管理栄養士、さらには事務職員やICTの担当者に至るまで、在宅医療を支える多種多様な職種が集結しました。
最終日の昼時点での参加者数はなんと4,475人と発表され、会場はものすごい熱気に包まれていました。

当医療法人「あい友会」からは総勢28人が参加し、9つの演題発表が行われたほか、法人を紹介するブースも設置されました。
当「あい長野クリニック」からは、長野看護部長、大澤副事務長、そして私の3名が参加しました。

あい長野クリニックの発表:自宅での痛みなどを和らげる「PCAポンプ」

今回、あい長野クリニックからは「PCAポンプを用いて医療用麻薬(オピオイド)の持続皮下注射を行った症例」についてポスター発表を行いました。
「PCAポンプ」とは、患者さんご自身が痛みなどの程度に合わせてボタンを押し、ご自身で鎮痛剤を追加投与できる医療機器です。
在宅医療の現場では、主に痛みや呼吸困難感を軽減するために使用されています。
今回は、これまでに当クリニックでPCAポンプを使用した症例をまとめ、その有用性や今後の課題について検討・発表を行いました。

学会発表にあたっては、「日本在宅医療連合学会倫理・利益相反委員会」の倫理審査を受ける必要があり、委員会と5回にもわたる書類の修正を重ねてようやく承認を得るという苦労もありました。
また、法人ホームページにて「オプトアウト(臨床研究に関する情報の公開と拒否の機会保障)」を行うなど、倫理面にも十分配慮して研究を進めました。

実際の発表では、PCAポンプを使用した医療用麻薬の投与が症状の緩和にきわめて有用であり、急激な症状悪化時にも対応可能であることなどをお伝えしました。
同時に、在宅での迅速で円滑な導入・管理には、薬剤師をはじめとする関連職種との綿密な連携が不可欠であることや、紹介元病院との事前の十分な情報共有システムの構築が今後の課題であることも報告いたしました。


ポスター会場は身動きがとれないほどの盛況ぶりで、制限時間を超えても活発な意見交換が続くなど、参加者の皆さんの在宅医療に対する熱い思いを肌で感じる貴重な時間となりました。

あい友会の特設ブースも大盛況!

学会場の総合受付近くには、「医療法人あい友会」のブースも設置されました。
理事長の野末をはじめ、黄色い派手な法被(はっぴ)を着た沢山のスタッフが常駐し、大勢の方にお立ち寄りいただきました。


ブースでは、あい友会が提供している在宅医療の紹介はもちろん、昨年度から開始され、あい長野クリニックの松髙医師も参加した1年間にわたる医師の研修プログラム「AIUフェローシップ」の案内や、新しい仲間の募集(AIUメンバーシップ)なども行いました。

夏の札幌で、みっちりと勉強してきました。
今回学んだことを、日々の地域医療・在宅医療へしっかりと還元してまいります!

袖山 治嗣
この記事の執筆者
あい長野クリニック 院長

袖山 治嗣 (そでやま はるつぐ)

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