先日、当クリニックで「PCAポンプ」についての勉強会を開催いたしました。
今回は、その時の内容を一部レポートいたします。
連携する訪問看護ステーションと知識の共有
当クリニックでは、悪性腫瘍などで痛みを訴える患者さんを診させていただく機会が増えており、ご自宅などで症状を緩和するためのPCAポンプ使用の需要が益々高まっています。
そこで、患者さんにより質の高い緩和ケアを提供できるよう、今回は日頃から連携させていただいている地域の7つの訪問看護ステーションの看護スタッフさんと、当クリニックの看護スタッフの総勢約20名で、知識と情報の共有を図ることを主眼として開催いたしました。
PCAポンプとは(Patient-Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)

PCAポンプは、在宅医療における緩和ケアで、医療用麻薬や鎮痛剤の点滴投与量を正確にコントロールするために使用される小型の医療機器です。
患者さん自身が痛みや苦しさを感じたとき、ポンプのボタンを押すことで、一時的に設定された量の薬剤を追加投与できる仕組みです。
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 役割 | 薬液の正確な投与と、患者さんによる追加投与(レスキュー)を可能にする。 |
| 導入ケース | 飲み薬や貼り薬で疼痛コントロールが難しい場合など、医師が必要と判断したとき。 |
| 安全性 | 過剰投与を防ぐ「ロックタイム」機能があり、安全に使用できる。 |
| メリット | 痛みへの即時対応が可能になり、患者さんのQOL(生活の質)向上に貢献する。 |
質の高い緩和ケアを自宅でも|地域一丸のサポートを実現させるために
今回の勉強会を通じて、当クリニックスタッフと地域の訪問看護師の皆さんとの連携が一層深まりました。
今後も、PCAポンプをはじめとする在宅医療機器の正しい知識と技術を共有し、患者さんがご自宅などで安心して質の高い緩和ケアを受けられるよう、地域一丸となってサポートしてまいります。
また、今回はお声がけできなかった地域の訪問看護ステーションの皆さんにもぜひご参加いただけるように、PCAポンプ勉強会を再度開催したいと考えております。
詳細が決まり次第、改めてお知らせいたします。




